いくら神様が有名で立派でも、お店にいる人に魅力がなければがっかりするもの。強くたくましく父性で人間を守ってくださるのが神様なら、守役さんは母性そのもの。人に言えない悩みを抱えてお山する参拝者の話に耳を傾け、お詣りをやさしくサポートしてくださるのが守役さんです。
稲荷山は広いです。茶店も祠もたくさんあります。 でも、どこで拝もうか?どの神様を頼ろうか・・・そんなことを考える方も少なくないと思います。
例えば力の強い神様を頼っても、茶店の人が観光客ばかり相手にする人だったら、白けますよね。自分は交通費をかけてわざわざ京都まで毎月拝みにきているのに、店主が拝金主義で心のない人だったら、信仰ごと全部無かったことにしたくもなります。
そんな方にお勧めしたいのが、荒神峰 奥村亭の奥村直之さんです。 この方は稲荷山商店会の青年部、リーダーです。稲荷山にAEDを設置したのもこの方です。参拝客のことを考えてお店の前の自販機はお山一、安い金額で設置してくださっています。この方を頼らずしてどこを頼りましょうか。私は奥村さんこそが稲荷山商店会の真の守役さん、あるいは最後の守役さんではないかと思っています。
◆お山にAEDの設置をしたのは奥村さん→他のページでも書きましたが、稲荷山で商いを行う家系は神様が認めた血族しか務められないのだそうです。これは神社発表でもなんでもなく、地元の人と一部の参拝者しか知らない事実であり、毎年稲荷山に修行に来る霊能者の先生方が教えてくださる話です。正式発表ではないので根拠を示せと言われれば、ご自分で行って確認してみてくださいと言うしかありません。
奥村家は代々、荒神峰の権太夫さんにお仕えし直之さんで4代目になるそうです。奥村さんは長年この地で参拝者のお世話をし、時代の移り変わりをみて来ているからこそ分かることがあると仰います。
信仰の減少と国の衰退が比例してきている・・・これは紛れもない事実のようです。
ただ、奥村さんはお店で参拝者を待つ側ですのでご自分からもっと参拝に来てほしいと強く主張されることはありません。しかし今のように観光地化してしまった稲荷山に日本人の信仰者が来ないのは、もっとこの先、憂いが多くなることを暗示しているのではないかと心配することもあるそうです。
◆稲荷山で商いを行う家系は神様が認めた血族しか務められない→霊能者、地質学者、人類学者などあらゆる専門分野のスペシャリストたちが異口同音にいうことがあります。我々日本人は特別な民族だと。これは自国礼賛主義でも、外国人差別でもありません。太平洋に浮かぶハワイ諸島が溶岩の上に出来上がったパワースポットと呼ばれるのなら、日本列島およびそこに住む日本人が特別な力を持つ民族と呼ばれるのもなんとなく納得の行く話です。
そこに住む私たちの祖先が独自の民間信仰として編み出した稲荷信仰により、文化、産業、経済におけるあらゆる目的を、もし達成してきたのだとしたら、これを失ってしまうのはとてももったいないことです。
今まで信仰のなかった人も、また先祖はお稲荷さんを参拝していたけれど、親の代からは辞めてしまっているというご家庭も現代では多いと思います。それを忘れてしまった私たちも、今一度原点に戻って、私たちの先祖が行ってきた稲荷信仰を人生に取り戻し、これからの時代を切り開いて行くべき時が来ているのではないかと私は思います。
権太夫さんは稲荷山の中でも別格の神様です。他のページでも書きましたが、稲荷山に最初に降り立った神様、いわゆる五社のお一人なのです。お力も非常に強く、厳しい神様であると私は感じています。
人間が祀った他の神様や祠と違ってご本人の意思でここにおられるような神様ですので意思が固く、参拝に来る人物を冷静に見守っておられるように感じます。ですからすぐに叶えて欲しいという願いよりも、人生を賭けてそうなっていきたいという誓いを立てた願いごとをする方が来るべき場所だと思います。
もし、伏見稲荷でどこの神社を拝んでいいか決めかねているという方は、一度、権太夫さんに来られて、奥村さんからお供物を買って願掛けをし、どんな人またはどんな神様なのかご本人でまず相性を確認していただければと思います。相性とはばかにならないもので、いくらネットで評判の良い神社に行ってもダメな時はダメなものです。ご本人が感じるものこそが全て真実なのだと思います。
◆権太夫さんは5社の一つ、偉大な神様→